ハラミュージアムが異次元すぎる驚き!伊香保グリーン牧場とのギャップ

ホーム » お役立ち情報 » ハラミュージアムが異次元すぎる驚き!伊香保グリーン牧場とのギャップ

(※このページは2022年11月2日に更新されました)

グリーン牧場と美術館がセットになったチケット買っちゃった♪
実は、美術館のこと全然知らない…

気になってちょっと調べてみたよ!

この美術館は、【原六郎】のコレクションを展示した美術館です。

この記事はこんな疑問を持った方に向けて書いております。

  • 原六郎さんってどんな人?この美術館を建てた原俊夫さんとは?
  • 美術館のコンセプトを知りたいです!
  • 他にも関連の美術館はあるの?

紹介するのは、伊香保グリーン牧場と隣にあるハラミュージアムという美術館です。

記事はグリーン牧場の回とハラミュージアムの回に分けてお届けしてます。

今回の記事はハラミュージアムについてになります。

伊香保グリーン牧場の記事をお読みになりたい方はこちらになります

この記事を最後までお読みいただくと、次の事がとても理解できる内容となっております。

  • ハラミュージアムの成り立ち
  • この美術館の原六郎氏や原俊夫氏について
  • 美術について素人目線でも楽しめるのか?

ぜひ、最後までお付き合いください。

目次

ハラミュージアムの成り立ちや楽しみ方

ハラミュージアムは原美術館の2つのあるうちの1つです。

正式には原美術館ARC(アーク)といいます。

東京都の原美術館は2021年1月をもって閉館となりました。

現在はこの原美術館ARCのみとなっています。

私、美術とか全く分からない…

大丈夫!俺もだから…
ちょっと調べてみたよ!

筆者を含め美術にうとい人にも分かりやすく説明したいと思います。

この美術館は現代美術を中心としています。

現代美術とは

見る者とアーティストが対話をするのを目的とし、作品に疑問を持つ事で作品が完成するものらしいです。

どのように楽しめばいいの?

展示スペースに一歩入り込んだ瞬間から、アートは始まっています。

空間をよく観察し難解な作品を見て、疑問を友達と対話する、それが楽しみ方になります。

とにかく分からなくても、感じたままに見ればいいのね♪

そうそう、これなんだろう?
って話しながら見よう♪

原六郎氏と原俊夫氏

この項では、原六郎氏原俊夫氏についての詳細を書いています。

ハラミュージアムは原六郎氏のコレクションを展示したものです。

原六郎氏の生い立ちを知り、アート作品を見る事で何か発見があるかもしれませんね。

そして原俊夫氏は原六郎氏のひ孫にあたります。

どのような経緯でこの美術館を建てる事になったのでしょうか?

確認していきましょう。

原六郎の生涯

大地主の進藤丈右衛門長廣の6男4女の一番下の子。

幼年期 

新藤俊三郎と名乗っていたが、生野の変(1843年)で原六郎と改名する。坂本龍馬の友人でもある。

中年期

1865年 高杉晋作の紹介で長州藩の遊撃隊に入り討幕運動にかかわる。

1868年 戊辰戦争で関東・東北各地を転戦し功労をあげる。

1871年 維新後は渡米、経済を学ぶ

1880年 東京貯蓄銀行を創設し頭取となる。後に横浜生銀行の第4代頭取に就任。

日本銀行と正金銀行とが両輪となって日本の財政と金融をけん引していく基礎を確立する。

晩年期 

第一線から退き、

先端科学技術研究や教育の充実に関しての支援や寄付を行う。

美術との関係

原六郎氏は日本の近代化に貢献した実業家です。

渡米し西洋に触れ数多くのコレクションを収集、古美術や東洋のすぐれた作品にも興味をもつ。

そんな、貴重なコレクションの中でも名品を原美術館ARCでは展示しています。

原俊夫氏とは

原六郎氏のひ孫にあたる方です

そして、この美術館の創設者。

原美術館を建てるきっかけになったのは

デンマークのある美術館を訪れた事だったそうです。

そのきっかけで現代美術に情熱を注ぐようになり、国際的な交流や発展に力を入れるようになりました。

その一方で、様々な作品の収集活動を行っています。

そして、1979年原邦造(実の父)の私邸を原美術館として開館。その9年後に原美術館ARCを開館し館長として運営する。日本にも現代美術を作ろう、そんな思いがこの美術館を建てる事になったのです。

現代美術として、フランス政府レジオン・ドヌール勲章オフィシエを受賞もしております。

現在は館長を退任し、公益財団法人アルカンシェール美術財団理事長として運営に携わる。

美術館の見学

伊香保グリーン牧場の北側へ行ったところに美術館への連結橋があります。

前回の記事を読んでいただけると、分かりやすいと思います。

伊香保グリーン牧場と美術館のセットチケット購入している方は、

こちらの橋を渡り切ったところに受付にチケットを見せましょう。

右に進んで行くと美術館が見えてきます。

ハートのオブジェが目安です。

美術館に直接来られる方は、右の先に駐車場があります。

正面を入ると左右に分かれますが、左の現代美術館ギャラリーの方へ進んでください。

そうすると、受付があります。

注意事項の説明を受けます。もちろん、美術館内は撮影禁止、筆記用具と紙の持ち込みも禁止です。

ご自身の目で確認し心に止めておきましょう。

美術館内は3つの部屋と離れ部屋の4部屋見る事ができます。

3つの部屋はA、B、Cと分けてあり、コンセプトも違うものが用意されています。

4つ目の屋へは觀海庵といい、ちょっと離れたところに部屋を構えています。

美術品のある部屋は撮影禁止なので、文章で書かせてもらいます。

筆者は絵心がなく、絵画の知識も乏しいので、見たままの感想を書かせていただきます。

Aの部屋

大きな扉を開けると、とても広い空間が広がっています。

吹き抜けのその部屋は開放感があり、天窓から真下にはオブジェが置いてありました。

四方を囲むように、絵画が展示してあります。

絵画は、とても奇妙で力強い表現を感じました。目でみてすぐわかるような絵画でないと思いました。

「雲をつかむ」というコンセプトの説明が、大きな説明板に書かれています。雲をつかむ事は出来ないのでネガティブに捉えがちだが、本当の姿や真実というようなポジティブに捉えるコンセプト。といった内容だったと思います。

Bの部屋

長方形の部屋、真ん中と奥に暗室があります。

部屋の周りには写真が掛けてありました。映画のワンシーンのような感じです。すべて白黒写真でした。

そして、真ん中の暗室は、発光ダイオードを使用し数字の羅列が一列に並んでいます。とても不思議な気持ちになります。さながら、宇宙に迷い込んだ宇宙船の中にいるようでした。

奥の暗室には、真夜中の海と題して、コマ送りの絵で描いたような白黒の海が映されています。満ち引きを4分間眺めていると、ずっとここに居たのではないか、と錯覚する気分になります。

うちの0歳の娘もじっと見ていましたが、ちょっと怖くなっていたみたいです。

Cの部屋

ここが一番奇妙に感じた部屋でした。異次元の入口に間違って入ってしまったような奇妙さです。

長方形の部屋で、奥には引き戸でもう一つ部屋があります。

入口すぐの大きなオブジェはとても奇妙な音声を発していました。

どの絵画も空想の世界を描いているかの様でとても不思議に思えます。

立体に見える骸骨はどの角度から見ても実態が分からず、横からや下からじっと見てしましました。

そして奥の部屋です。黄色の衝撃です。なんていうか日常では絶対味わえない奇妙さがあります。

しかし、恐れるのではなく好奇心が掻き立てられます。そして真ん中に更に奇妙な物を見る事ができます。

ここはご自身の目で確かめてください。

うちの娘は入った瞬間は良かったのですが、すぐに泣きました(笑)

通路の様子

ABCのギャラリーを見た後は、入口の方へ戻ります。

そして、最初に行かなかった右の方へ行きましょう。

そちらから觀海庵の方へと行けます。

途中にも作品があります。

とても想像力が掻き立てられるものです。

筆者は妻と何についてのものかを話し合いましたが、

結局違ったものを想像していたみたいです。

美術は考えて対話する事で楽しみが広がりますね。

觀海庵

中に入るとチケットの確認がありました。中は証明が落とされとても暗いので、チケットは用意しておいた方がよさそうです。

入ってすぐのところに2つ美術品があります。どちらも黒を基調とした作品。

暗いのでじっと見てしまいます。

奥には和がコンセプトになっているものばかり。

掛け軸や巻物などがありました。

床の発光ダイオードとのギャップがとてもアートを感じさせます。

その他

外にも作品が並んでいます。

もちろん歩いて行けます。

ABCの部屋のあたりから広場に出て、作品を見ながら歩きカフェに行くことができます。

美術館専用ショップもあります。

記念に美術館らしいものを購入することができます。

外のカフェはとても静かにたたずんでいます。

時間が止まったように感じる場所。

外を眺めるときれいに整えられている芝生が広がっており、

ちょうどオブジェクトを眺める事ができます。

ゆったりとコーヒーを飲んでくつろいでみたらいかがでしょうか。

最後に

今回の美術展は第1期、第2期と別のコンセプトで展示を行っております。

第1期「虹をかける」は2022年9月4日に終了してます。

今は第2期「雲をつかむ」となっています。

こちらは、2023年1月9日までとなっておりますので、ご覧になりたい方はお早めに!

常にコンセプトを変化させ展示を行っているようなので、来るたびに新しい発見ができるかもしれません。

そして、伊香保グリーン牧場から来られた方は、牧場と美術館とのギャップをとても感じると思います。

この美術品たちはとても現実離れした奇妙なものばかりだからです。

お子さんにはちょっと理解しがたい内容ですが、美術に触れるいい機会になるかもしれませんね。

期間限定で様々な美術展をやっているのね
また見にきたいわね♪

伊香保グリーン牧場もイベントやってたし
合わせてくればまた1日遊べるね!

案内

所在地:群馬県渋川市金井2855−1

お問い合わせ:0279-24-6585 / fax:0279-24-0449 

開館時間:9:30-16:30(入館は閉館時刻の30分前まで)

休館日:木曜日(祝日と8月、2022年12月29日を除く)展示替え期間、1月1日

入館料:

一般 ¥1,100 / 大高生 ¥700 / 小中生 ¥500 / 70歳以上 ¥550
・原美術館ARCメンバーは無料
・70歳以上半額、20名様以上団体割引あり、学校団体は別途料金規定あり。
学校行事でのご入館をご希望の方は料金減免申請書様式に必要事項をご記入の上、当館までお送りください。詳細はお問い合わせください。

・隣接する伊香保グリーン牧場 とセットになったお得なチケットもございます(一般1,800円、大高生1,500円、中学生1,400円、小学生800円/※2022年5月3日[火]、4日[水]、5日[木]のGW期間は販売中止の予定です。)。

[群馬県在住の皆様へ]県内の小中学生は学期中の土曜日は入館無料。ぐーちょきパスポートのご提示により5名様まで入館料200円割引

>>ハラミュージアムホームページはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次