(※この記事は2022年11月29日に更新されました)
宝徳寺は朝のTVで紹介されていたわ
「床もみじ」よね♪
そうそう!実は他にも見どころはあるんだよ~
群馬県にある宝徳寺というお寺で「床もみじ」を見る事ができます。
関東ではこちらでしか見る事が出来ないようです。
そして、
他では見られないとてもシュールな撮影方法を、お寺が推奨しています。
一体どんな撮影方法だと思いますか?
ちなみに、関西の方では京都の瑠璃光院というお寺が「床もみじ」で有名みたいです。
この記事は次の事が書いてあります!
- 「床もみじって何?」
- 「宝徳寺はどんなお寺なの?」
- 「床もみじ以外にも何か見どころはあるの?」
こんな疑問を解決したい方に向けた記事となっています。
秋のもみじを楽しめる期間は短いです。
実際に現地でご覧になりたい方は、お早めに行かれた方が良いと思います。
※もみじと言ってますが、秋に限らず季節ごとに限定公開をしており、楽しめます。
宝徳寺ってどんなお寺?
日本の年号に宝徳というものがあります。(1449年~1452年)
宝徳寺は、この時期に立てられたお寺です。
桐生地域の領主だった桐生佐野正綱公の開基により宝徳年の頃に創建された禅寺です。
全国に宝徳寺と呼ばれる似たようなお寺が8か所ありますが、仏教の宗派が違うようです。
この宝徳寺の住職さんが、お寺についてこの様に話されています。
「癒やし、学 び、修行、祈り」の場であると考え、さまざまな活動を行っています。
宝徳寺公式HP、住職挨拶より引用
お寺という場所自体がとてもご利益のあるパワースポットとなっているんですね。
寺院内を散策すると、ご利益やパワースポットを感じるたくさんのものを目にすることができます。
「床もみじ」だけではない宝徳寺の魅力を次の項でお伝えしていこうと思います。
歴史としては570年くらいかな♪
それを感じさせないくらい綺麗なお寺だよね
宝徳寺はどこにあるの?
宝徳寺の案内を載せておきます。
宝徳寺の案内
所在地:群馬県桐生市川内町5丁目1608
TEL:0277-65-9165
拝観時間:9:00~16:00
拝観料:開催日や時間によって料金が変わります。
一般拝観
10/20(木)~11/11(金) 800円(高校生以下無料)
11/12(土)~11/30(水) 1,200円(高校生以下無料)
ライトアップの鑑賞(要予約)
11/13(土)~11/28(日)
16:30~19:00 2000円
撮影にこだわるスペシャルチケット(要予約)
19:00~20:00 3000円(15人限定)
定休日:火曜日・金曜日(御朱印受付所)
交通:
車で行く場合
北関東自動車道 「太田桐生インター」もしくは「伊勢崎インター」より30分程
駐車場
大通りの道沿いに無料駐車場があります。
駐車場には係の人が立っています。
電車・バスで行く時
東部鉄道
東武鉄道 特急りょうもう号
「相老駅」からタクシーで10分程
「赤城駅」からタクシーで10分程
新幹線
東北新幹線 「小山駅」
JR両毛線で「桐生駅」まで 55分程
上越新幹線 「高崎駅」
JR両毛線で「桐生駅」まで 45分程
バス
「桐生駅」北口より「おりひめバス」で 25分程
吹上行「宝徳寺入口」下車
名久木行「旧川内北小学校前」下車
ホームページ:https://www.houtokuji.jp/
地図
備考:
車道から下の石柱を曲がって行く時は、低速15㎞で走りようにとの事。
この通り沿いに無料駐車場がたくさんありますので、そちら利用してください。
下の写真で、左側にあるのが「宝徳寺入口」前のバス停です。
歩いて坂を上って行くと入口階段前に到着します。
階段を上ると受付がありますので、そちらで拝観料を払います。
お寺の中はどんな感じ?
階段を上り拝観料の支払いを済ませたら、真っすぐ進み右側がお寺の入口です。
入口ではビニール袋がありますので、靴を入れて手に持って入りましょう。
左の画は住職にそっくりです。
公式HPで確認してみてください!→こちら
右側の天尊駄韋は、韋駄天尊の意。
韋駄天尊(いだてんそん)は古代インド神話の神様。釈迦の遺骨を奪った足の速い鬼に対して、特有の脚力で、雲を踏み、霧を破って奪還したとあります。
入口から左に向かいます。
すぐにお寺の説明がTVで流れているのを見ることができます。
通路を進むとすぐに、床もみじの間に行くことができます。
途中のトイレ前に貼ってある札にお参りできます。
誰しも年を取ってお世話されます。
しっかりとお参りしておきましょう。
禅の庭
石庭は水を使わずに、
立て看板
石と砂などで
自然を表現した庭園をいいます。
この庭は山々を借景とした。
不老長寿と
吉祥を願う鶴亀蓬莱の庭に
なっています。
神の山である蓬莱山を模した
築山や長寿の
シンボルである鶴や亀を表した
石組み等が
配されています。
心静かに鑑賞ください。
ここがお寺の出口になります。
床もみじのシュールな撮影方法
「そもそも床もみじとはなんでしょう?」
四季折々の景色が、ぴかぴかに磨かれた床にくっきりと映し出される幻想的な現象です。
見ていただいた方が早いでしょう。
いかがでしょうか?
床との境目が分からないくらい、きれいに反射していますね。
とてもきれいに反射しているので、
「床に水を張っているんですか?」と、尋ねる人が多かったです。
鏡のようにぴかぴかに磨かれた床なので勘違いする人も多いのかもしれませんね。
そして、この床もみじを撮影しようと皆さん寝そべって撮る姿は、なんだかシュールじゃないですか?
このシュールな撮り方は、お寺の方が綺麗な撮り方として推奨しています。
※シュールとは、物事・言動・体験の様子が「超現実的で・不条理で・奇抜で・難解である」の意味です。
この撮り方が最適解なので、少しもおかしい事はないのです(笑)
写真を撮る前には、参拝をしてからにしましょう。
本尊さまは釈迦如来です。
向かって右に文殊菩薩、左に普賢菩薩の脇侍(わきじ)を配した釈迦三尊仏の形式をとっています。
本堂は雙龍殿(そうりゅうでん)といいます。
床もみじの間を出る際に見忘れてしまいそうな看板です。
こんなことが書いてあります。
枯山水について
掛け看板
「枯山水庭園」は省略できるものすべてを省略し、
水を使わずに、石と砂だけで、自然の美を表現した庭園です。その作為は、禅定三昧による
禅の教理であり、観る側がどのように、解釈するかは
個人の自由です。
禅宗では方丈(本殿)は
仏の世界ではなく、自己を
見つめる修行道場であると考えます。
したがって、華美な荘厳は
致しません。
しかし自然そのものが仏の世界であり山川草木花鳥風月全てがそのまま清浄なる仏の姿であり、ご説法であると考えます。
この前庭は朝には太陽、
夜は月さえも庭園の一部に取り入れていまい、
宇宙の森羅万象を映してみることができます。
心静かに仏の姿を看、仏の聲をお聴きください。
その他の見どころ
お寺を出て右に行くと、原爆の火があります。
実際に広島に投下された原爆の残り火です。
「戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えていく為」のものです。
今、世界で起こっている出来事はこれを見て、もう一度考え直してほしいものです。
こちらは季節ごとにイベントを開催している場所です。
夏はたくさんの風鈴があったみたいですね。
今回はパラソルです。
丸く描かれた石の上を歩いて開運を得ましょう。
日差しが傘に透かされてとてもきれい♪
いたるところにお地蔵さんがたくさんいます。
すべてのお地蔵さんの表情や装いが違いますので、気に入ったお地蔵さんと写真を撮ってみてください。
11月の終わりの紅葉がとてもお寺に映えますね。
左の鐘は突くことができます。
たくさんの拝観者が並びます。
賽銭を入れ礼してから鳴らしましょう。
また、四季折々の床もみじの写真が貼られた看板があります。季節ごとに来てみたくなりますね。
個人的には冬の床もみじをみてみたい!
帰りの出口の手前にて、御朱印を購入することができます。
季節で限定ものも多いため、狙ったものがある時は公式ホームページで確認してから来られた方が良いでしょう。
これで終了です。
よく見るとバイバイと書いてあります。
期間限定イベントとは?
御朱印が毎月変わります。
欲しいものは公式サイトにて確認しましょう。
春・夏・秋・冬で「床もみじ」の特別公開を行っています。
日程や休みの日、予約日はその都度更新されるため公式サイトを確認してください。
今回はお寺の外で開運アンブレラスカイというイベントを行っていました。
夏は風鈴のイベントを行っていたみたいです。
四季折々のイベントが開催されるみたいで楽しみですね。
その他、永大供養やペット供養、ロケーションフォト撮影や早朝座禅会、山寺座禅研修会といった事もされております。
まとめ
この記事は群馬県桐生市にある宝徳寺についてまとめたものです。
メインイベントは「床もみじ」になりがちですが、他にも見どころはたくさんあります。
そして、「床もみじ」は四季折々の多彩な表情を見せるため、観光としては、1年中楽しめそうです。
関東で「床もみじ」が見れるところは宝徳寺しかないので、とにかくこちらは混雑します。
私は平日の金曜日に訪れましたが、とてもたくさんの人で賑わっていました。
駐車場もいっぱいで、車で来られた方は駐車場を探すのにひと苦労といった感じです。
できる事なら、朝早くに来ることをお勧めします。
知らなかったけど、
とても人気のパワースポットなのね
さすがにこんなにたくさんの拝観客がいるとは思わなかったよ
最後に
いかがだったでしょうか?
私は宝徳寺の情報は、朝の情報番組で知った程度の知識です。
ですから「床もみじ」なんていうワードも初めて聞きました。
そういう事もあってか、とても感動しました。
このようなところが地元にあったのには驚きです。
そして、あのシュールな撮影方法!
来ていた方は躊躇なく寝そべっていました(笑)
皆さんはいきなり寝そべって撮影できますか?
ですが、拝観料はちょっとお高く感じました。
紅葉の良い時期で金額も高くなるようで、普段はもう少し安いみたいです。
高校生以下は無料ですので、この機会に拝観されることをおすすめします。
今回は、記事の投稿が遅れてしまい、記事を見てからでは限定公開の「床もみじ」は観れないと思います。
次の限定公開の際は、ぜひ足を運んでみてください。
貴重な体験ができると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
<終 ~群馬の宝徳寺は「床もみじ」だけじゃない!ご利益や限定イベントも紹介~>
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