(※この記事は2024年4月23日に更新されました)
今回は、群馬県にある一之宮貫前神社の記事ね
とても格式が高い有名な神社だよね
そうなのよ
どのあたりが格式高いのか見ていきましょう!
一ノ宮貫前神社とは群馬県富岡市の一ノ宮にある神社です。
1500年の歴史があります。
冒頭で話されていたように、とても由緒のある神社なんです。
神社はどれも由緒ある良き神社なのですが、その中でも群馬県の最強のパワースポットなのでは!?との呼び声高い神社です。
ではなぜ、そのように呼ばれているのでしょう。
この記事では、なぜ一之宮貫前神社が格式高い最強のパワースポットと呼ばれるのかを解説していきます。
- 神社の由来
- 赤城神社との関わり
- 神社の紹介
- 案内、アクセス
YouTubeでも一之宮貫前神社を載せています。
ぜひ、見に来てくださいね↓↓↓
由来
古代より上野国一之宮として、貫前神社は信仰がとても厚かったようです。
一之宮とは、その地域で最も格式が高いとされる神社のことを指します。
一ノ宮貫前神社は上野国で一番格式の高い神社であったということですね!
創建は、安閑天皇元年(534年)とされ、約1500年の歴史ある神社です。
ご祭神は、経津主神(ふつぬしのかみ)、姫大神(ひめおおかみ)
経津主神は、刀剣の神、霊剣フツノミタマの神格化したものという説があります。
武術の神様ですので、勝運・災難除けなどのご利益があるとされています。
姫大神は養蚕と機織りの神、縁結び・夫婦円満・安産などのご利益があるとされています。
それでは、神社のおすすめのポイントを紹介いたします。
注目すべきは、めずらしいくだり宮
ん?どういう事?
上るんじゃなくて下るの?
日本三大くだり宮
こちらの神社は全国でとてもめずらしい「くだり参道」の神社なんです。
一般的には、「神は高いところに在る」という考えですので、
神社は本殿を参道より高い位置に設定されています。
しかしこの神社は、下っていった先に拝殿があり、お参りをするという形になっているんです。
全国的にめずらしいこの「くだり宮」、日本三大くだり宮の一つとして数えられています。
↓他の三大くだり宮の「草部吉見神社」、「鵜戸神宮」
かえるを信仰しているのはなぜ?
こちらも忘れてはいけないわよ!
かえるさんよ!かえるさん
戦時中の話
一之宮貫前神社の御祭神の「経津主神」
この神様は武勇に優れている神で、戦いに赴く前にたくさんの参拝客が訪れました。
そんな参拝の折に、総門の近くのタブの木にかえるの形をした大きな「さるのこしかけ」ができました。
それを見て、「勝ちかえる」と縁起を担ぎ信仰され、のちに「無事かえる」という風に変わっていったそうです。
無事に帰るということから交通安全のお守りとなったともいわれていますね。
樹齢1000年の古木
ご神木は神社の隅にひっそりと立っているのよ
見逃さないようにね!
下のほうで紹介しますが、樹齢1000年を超えるイチョウとスダジイの古木が立っています。
この古木、数分じっと見上げるてみてください。
ととても壮大で、長い時間をかけてこの静かな神社で生きてきたという歴史を、強く感じることができます。
心が清らかになり、晴れ晴れした気持ちで西門の鳥居をくぐり出ることができるでしょう。
必ず見ておきたいポイントのおさらい
- くだり参道
- かえる信仰のかえる
- 樹齢1000年の古木
二ノ宮貫前神社!?
一ノ宮貫前神社は、実は二ノ宮貫前神社となる可能性もあったとか。
どういうことなのでしょうか?
赤城神社がカギとなる一之宮の格式
群馬県は古くから山岳信仰がとてもさかんです。
その中でも赤城山にある赤城神社は広く信仰が栄えました。
現在でも数えると関東全域に300社を超える神社が建てられています。
有名な場所だと、新宿区神楽坂に赤城神社がありますね。
とても格式が高い赤城神社よりも格式が高い貫前神社!?
そのルーツは、赤城の伝承にありました。
赤城神社と貫前神社をつなぐ伝承
伝承を紐解くと、そこには2つの物語がありました。
一つ目の伝承
むかしむかし、赤城神社は一之宮でありました。
しかし、財の君である貫前の女神を、他国へ渡してはならないと女神に一之宮を譲りましたとさ。
ここでいう「財の君」は貫前神社の祭神である姫大神にあたります。
そして、「他国に渡してはならない」の他国とは、信濃の建御名方刀美神であったといいます。
この建御名方刀美神はタケミナカタといい、出雲の国譲りのときに、武の神タケミカヅチに果敢にも挑み、
諏訪の地に封じ込められてしまった神の事です。
二つ目の伝承
また、赤城の神が絹機を織っていたところ絹笳が不足したが、姫大神から借りて織り上げたという事も関係しているみたいですね。
こちらが二つ目の伝承です。
群馬県で有名な三つの神社に赤城神社、榛名神社、貫前神社があり、この神社の三つの神様が三姉妹であったといいます。
高天原の神々に対して、三姉妹は本職であるところの「織物」を献上することになりました。
三姉妹はそれぞれ織物を織っていたが、一之宮であった赤城神社の姫大神は、材料が不足しており収めるべき織物が織ることが
できなくなってしいまいます。
そこへ貫前神社の姫大神より材料を借りて、織物を織ることができたことから、功績に基づき貫前神社を上野国の一之宮とすると決められた
という伝承。
赤城神社と赤城三姫伝説についての動画をYouTubeにて公開しております。この機会にぜひご覧ください。
この動画は赤城三姫伝説の謎めいた部分を分かりやすい簡単なアニメーションで解説してくれているわ!
神社の紹介
駐車場より第一鳥居までは急な階段を上っていきます。
かなり急で、鳥居の写真を撮るのに怖かったです。階段を上る際はお気を付け下さい。
こちらが総門です。
総門をくぐるとすぐに、「くだり参道」です。
こちらも、かなり急こう配。左右はスロープのようになっていますが、さすがにこの勾配では階段の方が安全です💦
手水舎にて身を清めたのち、すぐ右手に楼門(国指定重要文化財)。
すぐわきに「黄金のかえる」がおりました。これで帰りは無事にかえることができそうです。
楼門の脇を通るり拝殿へ。
拝殿は重要文化財です。彩色がとてもきれいですね。
第5代綱吉により大規模な修理と極彩色の漆が塗られ、現在の華麗なつくりとなったそうです。
左脇に進むと摂社「貫鉾若神子神社」です。
本殿は2階建ての「貫前造」と呼ばれる独特なつくりです。
本殿の周りの回廊をぐるりと回ると、途中経蔵址にたどり着けます。
この経蔵址、年代は不明です。現在は礎石が残るのみです。
くだり参道を脇に入っていくと、広い場所にでます。
こちらでは、末社が立っております。
広場からは西門を通り外へ抜けることができますが、その隅っこに御神木が立っています。
スダジイといい、樹齢1000年にもなる木です。富岡の名木10選の1つ。
案内
所在地:群馬県富岡市一ノ宮1535
問い合わせ:社務所 8時~17時
TEL: 0274-62-2009
mail: kan-shamusho@nukisaki.or.jp
お急ぎの方は24時間メールを受け付けているそうです
見学:総門24時間、無料
楼門 6時~17時
駐車場:近くに市営無料駐車場があります(総門付近は止めやすいですが駐車場ではございません)
アクセス:車 上越自動車道 沼田インターより約20分
電車 JR高崎線、上越新幹線→「高崎駅」下車→上越電鉄に乗車45分→「上州一之宮駅」下車→徒歩15分
車 沼田インターチェンジ・昭和インターチェンジから約8分
一之宮貫前神社ホームページ:http://nukisaki.or.jp/
地図:
最後に
いかがだったでしょうか?
私の余談になってしまいますが、一之宮貫前神社は実は、計画的に参拝に来たのではなく、
吸い寄せられたといった方が正確なのかもしれません。
とても不思議なことなのですが、別の撮影をしようと準備を進めておりましたが、すべてが上手くいかず、
途方に暮れ行きついたところが神社の駐車場でした。
誘われるように神社に入った瞬間、ビビッときてカメラを手に取ったというわけです。
とても、ピリッとした神聖な空気を感じ、興味が尽きることなく全体を見て回っていました。
車に戻り、神社を調べた瞬間、すべてを悟ったようでした。
やはり格式高い神社は、事前情報などなくてもパワーを感じずにはいられないんですね。
皆さんも、ぜひこのピリッとした神聖な空気を感じてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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