「QOLについて」介護福祉士の試験対策(初任者研修、仕事対策も有)

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(※このページは2022年10月31日に更新されました)

皆さん、日々介護を勉強をしていますか♪

介護の勉強の時間です♪

この記事には次のような疑問を持った方へ向けて書いています。

  • 「QOLってそもそも何の略?」
  • 「マズローの欲求段階とは?」
  • 「QOLって仕事にどう活用すればいいの?」

はじめまして!

私はmoeberryといいます。

介護業界を10年以上経験しています。

現在、育児で休職中している間に介護に役立つ情報をできる限り発信ししていこうと思っております。

皆さんは、自分の欲求やその達成に段階があるのを知っていますか?

「欲望のままに生きています!

「深く考えずに過ごしてます」

介護では生活の支援していかなければなりません。

どのように相手の欲求を満たすのでしょうか?

この記事では、介護の情報をとても簡単わかりやすく解説していきます。

最後までお読みいただくと、QOLとマズローの欲求段階について、とても理解できる内容となっております。短い内容となっておりますので、どうぞ最後までお付き合いください。

目次

QOLとは

QOLは略語です。

Quality of life の頭文字を取っています。つまり「生活の質」の事。

人の価値観については前回書いた通りですが、その価値に基づいてQOLを向上させましょうという話です。

介護の目的は高齢者や障害者個人のQOLの向上と言えますね。

QOLを大きく2つに分けて考えてみましょう。

  • 内的QOL
  • 外的QOL

内的QOL

精神生活での質です。

心が満足する要因になる事です。

具体的には、「自由」「自分で決定する」「自信」「安心」などです。

ただし、社会的に公序良俗に反しないという制限の中でのことです。

この公序良俗とはどんな意味合いでしょう?

民法第90条にて、ある行為が法律の名文に反しない場合であっても、その行為が社会的妥当性を持たないものである場合、これに対して法律的効果を与えないという規定の事です。

ややこしい内容ですので簡単に書きます。

つまりは、

社会の常識に従ってくださいね、そして従わなかった場合、それを基に決めたことは全部無効ですよ。という意味ですね。

私は自由に生活するんだ!と思っていても、

人に迷惑をかけるようなことはあってはなりませんよね。

外的QOL

社会的なつながりの質です。

客観的に見ることができます。

具体的には、「住むところ」「仕事」「対人関係」「学ぶこと」などです。

内的QOLと外的QOLと2つ紹介しましたが、2つが完全に分かれているわけではなく入り混じっています。

日々の生活が充実している人って見ているだけでも楽しそうよね♪

マズローの欲求段階

尊厳のある暮らしとは、どんなものなの?

簡単に言えば、充実したQOLの維持と自分で決める事が出来る生活。この積み重ね事が、尊厳のある暮らしになるのではないかと考えます。

そして、自己実現とは、「自分のやりたい事が出来るようになる」と捉えてください。

この事を踏まえて、マズローの欲求段階について考えてみましょう。

そもそも、マズローの欲求段階とは何ですか?

心理学者のマズロー氏が考案した自己実現心理学。

欲求をどのように満たしていけば自己実現できるのかを図として段階的に表したものです。

STEP
生理的欲求

食事、睡眠、排泄など

STEP
安全の欲求

住居、衣服、自分を守る事

STEP
所属欲求

家族への帰属、集団に帰属

STEP
承認欲求

社会的地位、資格の賞讃

STEP
自己実現欲求

生きがい、人生の目標、創造

段階が上がるにつれて人格的な成長を遂げる。

このマズローの欲求段階を満たす努力は介護に限らず様々な事に使われます。

この記事は介護記事なのでその辺りの心理学的側面は割愛します。

では、介護としての自己実現を考えると、初期段階の生理的な欲求や安全の確保が第一目的になります。

そこが揺らいでいるとその先へは進むことができないのです。

土台をしっかりサポートすることで社会的に交流が持てますし、地域や家族の中で充実感を得る事が出来るようになります。

意識したことないけど、よく考えて自分に当てはめてみると分かりやすいわね

仕事への活かし方とまとめ

生活の質の向上は、しっかりとアセスメントすることが重要です。

職員本位な考え方にとらわれない方法として最大限に活用できます。アセスメントについては次回で書き記しておきます。

価値観というものはその人それぞれによって違います。

という事は、自己実現へのアプローチも人により全然違うという事になりますよね。

老人介護施設の介護職員の立場では、仕事はカテゴリーにまとめた方が働きやすいと思われがち。

朝の作業から始まり、退勤までに、この仕事をすれば終了。

しかし、利用者はその後もそこで生活しています。

そして価値観の違う人たちです。

カテゴリーにまとめて仕事をするなんて事は本来難しいのです。

その人その人にあったケアをする事!

他職種との関わりもあるので難しいですが、介護職という一番利用者の声を拾える立場の私たちが出来なければ、その人の自己実現は到底かなうはずもないでしょう。

かといって、単独で突っ走ってよいというものでもありませんが…。

協調性を持ち、自分の仕事への向上心を持って働いていきましょう。

いつも思うけど筆者さんは
仕事は楽しめてるのかなぁ…なんて
次回もよろしくお願いします♪

最後まで読んで頂きありがとうございました。

<終 ~「QOLについて」介護福祉士の試験対策(初任者研修、仕事対策も有)~

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