育児での背中の痛みは腰痛が進行しているサイン!腰痛を理解し対処しよう!

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(※このページは2022年11月12日に更新されました)

最近腰が痛いなぁって思ってたんだけど、突然良くなったと思ったら今度は背中が痛い…

それは大変!
背中の痛みってとても危ないのよ!

腰痛の種類はたくさんあります。

どれも腰の付近で起こっている事です。

しかし、背中の痛みは腰痛とは違い重大な病気を引き起こしている可能性があるのです。

この記事は、次のような疑問を持った方に向けて書いています。

  • 「腰の痛みと背中の痛みは似たような原因なの?」
  • 「突然痛くなったけどそうしたらいいの?」
  • 「育児に安静はできない!どんな予防をしていたらいいの?」

腰痛や背部痛の原因を知って、その対策を考えていきましょう。

最後までお読みいただくと、腰痛や背中の痛みの原因と、その予防や対策についてとても理解できる内容となております。どうぞ最後までお付き合いください。

当ブログでは他にも腰痛に関する記事を書いております。

腰痛予防をすべき7つの事

保育士の腰痛マニュアルの実践

目次

原因

腰痛の原因

「なぜ腰痛が起こるのでしょうか?」

腰痛が起こる要因と、その要因を継続して悪化させてしまうからです。

腰痛の発症にはたくさんの要因と、腰痛悪化のプロセスがあります。

まず腰痛が起こる要因について書いていきます。

要因とは、主な原因の事です。

以下に示す要因があります。

  • 生活で背骨腰椎骨盤などの関節に負担がかかっている。
  • 運動不足、骨がもろくなってきている。
  • 悪い姿勢や仕事などでの過度な荷重がかかる。
  • 寒さで体を冷やしてします。
  • 内臓系などの病気で痛みがでる。

これらを予防対策をせずにいると、身体に不調が出て悪化が進みます。

この要因によってどんなことが引き起こされるのでしょうか…

腰痛のメカニズム

人が立っている状態はで支えている状態が理想です。

建築物で例えると、建物は骨組みによって支えられています。

その支えた状態を壁によって補強しているのです。

骨組みがしっかりしていないと、地震で倒れてしまいますね。

人間も同じで、建物が骨組みならば人間は骨格、そして建物の壁は人間では筋肉で補っています。

姿勢が悪いと、骨組みがゆがみ筋肉に負担がかかります。

筋肉に負荷がかかった状態は炎症を引き起こし痛みがでます。

疲労は蓄積してくると、なかなか回復できない状態におちいります。

痛みに慣れは、治ってきたのかと勘違いします。

しかし、突然糸が切れたように、強い痛みに襲われるので注意が必要です。

筋肉は伸びたり切れたり縮んだりを繰り返し成長します。

とても柔軟性に富んでいます。

しかし、治る前に再び同じ負荷をかけてしまうと、治るものも治らなくなってしまいます。

そして、筋肉が痛みで体を支えきれないと、関節に負荷がかかり、

骨と骨の継ぎ目が損傷します。

身体を支えている背骨には24個の骨が継いで重なっています。継ぎ目は椎間板がクッション的な役割を担っています。

悪い姿勢や過度な荷重が腰椎にかかると椎間板がクッションの役目を果せなくなります。

変形と椎間板の飛び出しで神経を圧迫してしまいます。

これが腰痛の原因となる椎間板ヘルニアといいます。

ほらほら猫背になっているわよ!

あ、気を抜くとすぐに姿勢が悪くなる…

骨盤のゆがみ

「骨盤のゆがみはなぜいけないのでしょうか?」

ゆがむ事で骨格の均衡が保てなくなり、腰に負担がかかります。

その事が腰痛の原因になるのです。

「骨盤のゆがみはどのようにして起こるのでしょうか?」

ゆがみが起こる原因を次の一部の例えで紹介します。

  • 物を持つ時、いつも同じ手で持っている
  • 足を組む時同じ足の組み方をしている
  • 立つ時は重心が左右どちらかに偏っている
  • うつ伏せで寝る事がほとんど
  • 姿勢が悪いほうだ、特に猫背である

こういった事の繰り返しでゆがみが起こります。

骨盤の状態

骨盤全体は骨でできていますので、ゆがみの原因は骨盤を支えている筋肉のバランスが歪んでいるという事です。

ゆがみで、姿勢が悪くなり、きちんと骨で体を支える事ができなくなります。

それにより腰痛を引き起こしてしまうのです。

ゆがみの簡単なチェック方法を載せておきますので、チェックしてみてください!

左右差のゆがみ

2種類のチェック

  • まっすぐに立ち、腰に手を当てます。背中に親指を添える感じです。親指を腰の下の方におろしていくと、少し出っ張った骨があると思います。その骨が左右で高さが違うとゆがんでいます。
  • 鏡の前にまっすぐと立ち、左右の肩の高さを見る。高さが違うとゆがんでいます。

どちらも、上がっている方にゆがみがあります

前後のゆがみ

壁に体をぴったりと付けます。かかとから頭までしっかりと壁に付け、背中と腰の隙間に手をパーにして入れてみます。

  • 骨盤が後傾していると、手が入りません。
  • 骨盤が前傾していると、手はグーにしても入ります。
骨盤の開き

長座位で座ります。つま先を立てます。軽くVの字になるように力を抜きます。

  • 左足が右足より外側に倒れている場合、左の骨盤が外に開いている。
  • 右足が左足より外側に倒れている場合、右の骨盤が外に開いている。

腰椎症の種類

腰が痛いと一概に言っても、身体に起こっていることは1つではありません。

実は腰椎症は運動器疾患の症状の種類としては、1番多いのです。

症状は次に示す通りです。

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎変性すべり症
  • 腰椎分離症・分離すべり症
  • 側弯症
  • 脊髄腫瘍
  • 転移性脊椎腫瘍
  • 脊髄損傷
  • 後縦靱帯骨化症・黄色靱帯骨化症
  • しびれ(脊椎手術後のしびれ)
  • 炎症性腰背部痛

背中の痛みの原因と腰痛との関連

背中の痛みは背中ヘルニアがあるように腰痛と同じ要因でおこります。

「では、気を付ける事は同じなのか?」

背中の痛みを特定するのは、とても難しいです。

なぜなら、背中の痛みは重大な病気がとても多いからです。

背中の痛みが起こるのは、次にあげる原因が考えられます。

  • ストレス性
  • 神経疾患系
  • 内装疾患系
  • 運動器疾患系

腰椎症と違い背中の痛みは、身体の主要な臓器から精神に至るまで幅広く要注意です。

背中の痛みで関連する物を一部紹介します。

  • 慢性膵炎
  • すい臓がん
  • 多発性骨髄腫
  • 狭心症
  • 大動脈解離

ちょっと見てだけでも恐ろしくなる病気ばかりです。

背中の痛み一つでもその重要性を感じていただけたと思います。

今回は腰痛との関連性の話なので、

背中のヘルニアについて考えてみます。

「背骨のヘルニアの症状は腰椎症と似ているの?」

背骨のヘルニアは腰椎症より重大な症状になる可能性があります。

腰や臀部の痛みに伴い、脚のしびれや痛みが出てきます。

そして、足に力が入りにくくなります。

それだけにとどまらず、放っておくと急に脚が動かなくなる可能性があるのです。

前項の図の胸椎が、背中のヘルニアが起こる場所です。

椎間板ヘルニアになる事で神経を圧迫し痛みが出ます。

これは、腰椎症と同じなんですが、胸椎は腰椎と違い神経の通りが狭いのです。

軽い症状であっても悪化しやすいです。

背中の痛みはとても怖いわね
早めに病院に行った方がよさそうよ

そうだねー…病院言ってくる!

対策

日頃の育児の際は負担を減らす動きをしよう

作業は休憩を入れ同じ体制にならないように

掃除機をかける時は、同じ動きになりがちです。

中腰の姿勢はかなりの負担があるので注意しましょう。

キッチンでの作業は、立ちっぱなしにならないよう休みながら行いましょう。

それでも長い時間立つ時は、キッチンの下に膝を押し当て荷重を減らしましょう。

洗濯物干しは、かがんだり立ち上がったりの負担が大きいので、取りやすい高さに洗濯物を乗せて干しましょう。

赤ちゃんの抱っこは、長時間になる時は抱っこ紐を使いましょう。ヒップシートもおすすめです。

短時間の場合でも、座って抱っこしたり、立つ時は長袖のシャツを持って支えるなどし負担を減らしましょう。

赤ちゃんや重たいものを持ち上げる時は、腕や腰を使ってあげるのではなく、上半身は姿勢を正したまま脚の力を使い立ちましょう。

ストレッチを行う

腰痛体操はたくさんありますが、痛みを伴うときは逆効果ですので絶対に止めましょう。

おすすめしません。普段の生活動作であまり動かない方が軽く行う程度で良いです。

良い姿勢を保ち、座るときは前かがみにならないようにする

毎日良い姿勢でいる事で意味がでてきます。

悪い姿勢に慣れている方は最初はとても違和感を感じると思います。

姿勢を維持するのがツライ時は、身体を骨で支えているイメージで力を入れずに行ってみましょう。

座るときは、深く座るのではなく浅く座りましょう

その時、片方の足を前に出し、もう片方は後ろに引いてつり合いを取るように座るのがよいです。

身体を冷やさない

体が冷えると血行が悪くなり、腰が痛くなります。

寒い日に痛くなる原因です。

できるだけ暖かい恰好をし、入浴で身体温めましょう。

運動量を増やし筋力をつける

急激に激しい運動は腰を痛めてしまう原因になります。

有酸素運動の効率の良いウォーキングから始めましょう。

時間が取れない方は、仕事の行き来を歩くようにし、階段を使用する頻度を増やしましょう。

痛みに対処する

痛みが出てきたら

痛みが強い時は炎症を起こしているので冷やしましょう

強い痛みで炎症が起こると、患部が熱感を持ち腫れるため冷シップが良いでしょう。

痛みが和らいだら炎症が収まってきた証拠です。

温めて血行促進をうながしましょう。

就寝時は腰の痛みが左右の強い方を下にして寝るようにしましょう。

痛みのある方を上にすると血行が悪くなり治りが遅くなります。

適度にツボを押しましょう。

ツボは2か所あります。

  • 背中のウエストのあたり、背骨から両側2cmくらいのところ
  • 腰骨の高さ、背骨から両側2cmくらいのところ

気持ちいいくらいの強さで押しましょう。

痛みを感じたらすぐに止めましょう。

急な痛みに

急に痛くなったら、すぐに横になりましょう。

膝を少し曲げ、横向きになるの方が負担が少ないです。

他に仰向けで安静にする場合は膝を曲げ、下にクッションを入れたり、

布団を丸めて足を乗せ高くしましょう。

急な痛みは炎症を起こしている可能性が高いので冷シップを痛みのある所に貼りましょう。

とにかく急な痛みには安静が一番です。

すぐに治る事はありませんが、安静にする事で少しだけ動けるようになります。

2,3日後は痛みが引いていれば、多少の生活の動作をした方が治りが早いです

体験談

実は私は腰痛で入院したことがあります。

仕事の最中でしたが、普通に歩いている時に突然痛みで崩れ落ちました。

そのまま、動くことができず激痛のため救急車にて病院へ運ばれました。

病院に着くなり、すぐにブロック注射をうちました。

注射は背中より打ちました。

注射はとても激痛でした。

検査を重ね「急性腰痛症」との診断で2ヵ月の入院。

ヘルニアではなく手術もありませんでした。

ただ腰が痛いというだけで、何もできませんでした。

起き上がるのもベッドリモコンでの起き上がり。

トイレに行くのも尿瓶。

何度試しても上手く出来ずにナースコールでトイレに連れて行ってもらいました。

治療自体は痛み止めをし、安静にしているだけでした。

完治後も定期的に腰痛を発症、腰痛コルセットを作り痛みが出そうな時は使用していました。

ただしコルセットを使用しすぎると筋力低下のため腰痛が起こりやすくなるとの事。

適度な運動や筋力トレーニングを重ねる事で、現在は腰痛はあるものの大事に至っていません。

皆さんもお気を付けください。

グッズ紹介

私が使用した腰痛対策グッズを紹介したいと思います。

こちらは、姿勢矯正するイスです。椅子に設置や床に置いても座れます。サイズが選べないので人によっては、窮屈になるかもしれません。素材は硬いです。座ると自然と背筋が伸びます。

細いタイプの腰ベルトです。幅広タイプと違いお腹が圧迫されなくて良いです。そして、かなりきつく出来るのもおすすめポイントです。他の者は強く締めすぎると取れてしまったりと使いにくいです。

腰を冷やさないように購入したものです。着ける事で痛みが取れるわけでく、冬場の冷えによる腰痛の対策に購入しました。長く使うと伸びてくる感じなので大きめで買うより少し小さめを購入した方が良いかもしれません。

おわりに

記事はいかがだったでしょうか?

まとめると、腰痛は予防と対策を地道に行っておく方がよいです。

腰痛の癖がついてしまっている方は特に予防が必要です。

なぜなら、一度腰痛になってしまったならば、これから一生腰痛との付き合いになるからです。

ただし、しっかりと対策をすれば腰痛以前に健康的な生活もできる事になるでしょう。

どんなにお金を積んでも健康を手に入れる事は難しいです。

毎日、ほんとに少しの努力と予防していく事が大切なことだと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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