「人権と尊厳の保持」介護福祉士試験対策(初任者研修、仕事対策も有)

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(※このページは2022年10月31日に更新されました)

皆さん、日々介護を勉強をしていますか♪

今回もよろしくお願いします♪

この記事には次のような疑問を持った方へ向けて書いています。

  • 「介護と人権の関係をしりたい!」
  • 「具体的に介護の尊厳って何?」
  • 「ご利用者を尊重して働くってどういう事?」

はじめまして!

私はmoeberryといいます。

介護業界を10年以上経験しています。

現在、育児で休職中している間に介護に役立つ情報をできる限り発信ししていこうと思っております。

皆さんは、日常で人権や尊厳いついて考えたことはありますか?

「深く考えて事はないです」

「難しくて良く分かりません」

日常で相手の人権や尊厳を深く考える事なんてあまりないですよね。

この記事では、介護の情報をとても簡単わかりやすく解説していきます。

最後までお読みいただくと、日本国憲法の人権や人の尊厳について、とても理解できる内容となっております。短い内容となっておりますので、どうぞ最後までお付き合いください。

目次

個人の尊厳

なにやら難しい表現が出てきました。

尊厳っていったい何ですか?

「尊い。気高く威厳がある」という意味です。

個人の尊厳とは「1人の人間でも尊い存在だよ!この社会で生きる人々はみんな同じ平等です!」という意味です。

介護にとってこの事はとても重要になります。

では、個人の尊厳とは何に守られているのか?

自分が訴えていても、他人がそうだよねと言っても社会で認められないことには話になりませんよね。

基本的人権」というのはご存じでしょうか?

その人の基本的な権利?
そのままですね(笑)

全ての人は尊厳と権利をもって生まれてくるんだよ!という事が日本国憲法によって守られているんです。

それが、

第13条「自由・幸福追求権」【すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする】

第25条「生存権」【すべての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する】

日本国憲法の言い回しを読むのはめんどうですよね。

第13条自由・幸福追求権第25条生存権というのだけ頭の片隅に置いておいてくださいね。

権利擁護

mohamed HassanによるPixabayからの画像

この後、難しい言葉が並びますので置き換え言葉を書いておきます。

  • 権利擁護…権利を主張できない人に手段や方法を教えたりする。
  • アドボカシー…代弁する
  • エンパワメント…力づける・勇気づける

この3つを抑えるだけで簡単に理解できます。

ふむふむ全然聞かない言葉ばかり…

次をお読みください。

自己の尊厳を守るため権利擁護のためのエンパワメントを増大させ、出来ない方にはアドボカシーする事が必要。

*介護の権利擁護には種類があるのですが、それはまたいずれやっていきましょう。

アドボカシーが必要な方はたくさんいます。

自分の意思を表現するのが困難、権利の理解が乏しい、判断能力がない、そもそも意思表示の手段や機会がないなどです。

個人の価値観

人は老いそして死にます。絶対に変わらない事実です。

老いを認め受容し死生観を持つことは難しいかもしれませんが、変わらない事実があるならば向き合って考える必要があると考えます。

介護者はそういった面を見ていかなければならず、そこに無力感を感じてしますはずです。

その人がどういう人生を歩んできたのか?どのような価値観を持っているのか?

それを客観的にとらえる事で、介護職として本人の自己実現に向けて支援できるのではないでしょうか。

その人の価値観は無限にあります。物であったり、精神であったり、地位であったり。

価値観を受容してもわがままを聞いてあげるわけではありません。

その価値観と本人が葛藤しながら、自分の事は自分で決めていく事が大切です。

自分で決めが自己決定だからこそ、そこに個人の尊厳が生まれる物だと筆者は考えます。

介護って壮大(汗)
その人の人生観も考えなきゃなのね

介護福祉士の試験対策

この項での関連ワードを勉強に役立ててください!

ノーマライゼーション
  • すべての人の個性が尊重される
  • 障害を個性と捉え差別されない
  • 地域社会の中でありのまま過ごす
ナショナル・ミニマム
  • 国が保守する国民の最低限度の生活の水準
  • 所得や住むところなど、社会保障や公共政策で保障
ソーシャル・インクルージョン
  • 社会的孤立からの援護
  • 社会的に排除しない
  • 支え合い、共存
アカウンタビリティ

援助者などの説明責任の事

ラポール

お互いに信頼し合う

心理的距離が近くなる

仕事への活かし方とまとめ

介護老人施設とは、どんなところなのでしょう。

認知症の初期段階は、その人がその人らしく生活する為に自宅にて支援を受けたり、自発的に行動できます。

できないところをフォローしてもらう訳です。

しかし、介護老人施設に来る方は、生活に必要な活動が自ら行えない状態まで進んでしまっていることが多々あります。

職員は「この人は出来ないから」「食べるのが遅いから介助しよう」と決めつけてしまう事が往々にしてあります。

介護の大前提は何でしょう。自分で出来る事は自分で行う、自己決定ですよね。

介護老人施設は、その人らしさを保つ最後の砦です。

その人らしい生活に近づけるように介護していく場所であることを、もう一度認識すべきであると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

仕事と結びつけるのが大変ですね…
次回もよろしくお願いします!

<終 ~「人権と尊厳の保持」介護福祉士試験対策(初任者研修、仕事対策も有)~

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